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香りのマーケティングに関する調査

「香り」が人間の脳に働きかけることにより、様々な作用をもたらすことは科学的研究で明らかになっていますが、
以下は実際に「香り」をマーケティング等に採用した際の結果の実例です。

― 焼きたてのパンの香りが米国のスーパーマーケットでリリースされたとき、ベーカリー部門での売り上げが3倍に増加しました。
(1995年アロマテラピーインターナショナルジャーナルより)

― バーやクラブでの効果を調べるために、オランダのデルフト工科大学の協力を得て、
3か所のクラブで5週間にわたって調査が行われました。
この期間、訪問者の数(850名)をカウントし、ダンスにおける活動が観察されました。

結果、香りが拡散しない時と比較して、拡散した時にはいくつかのメリットがあることが判明しました。

● 最大20%の収入の増加
● 訪問者の滞在時間の増加
● 訪問者の気分向上

● ナイトライフを楽しむ環境に対する評価の向上 
● ダンスをする人数と時間の増加

人間の行動と香りに関するこれまでの研究で、
匂いが快適な環境では人は長く滞在する傾向があること、購買意欲が15%増加するということが明らかになっています。

- 最近のフィンランドでの研究では、クラブに訪れた客の78%がその場所のにおいについて満足していなかったということがわかっています。
結果として、このように快適な香りの空間はクラブ、バー、レストラン等の経営に大きな可能性を与えることを意味しています
。 嫌な臭いを取り除くと同時に、ほかのクラブやバーとの違いも生かし、訪問者たちのナイトライフを盛り上げることができます。

― ニュージャージー州立大学でビジネスを研究するモーリーンが、
モールでの買い物客の消費性向における香りの効果を実験しました。
研究班は、カナダのモントリオールにあるショッピングモールに“快適なシトラス系の香り”を広げ、 買い物客にアンケートを取りました。

最初に買い物客を、
①考え深く普段は買う予定の物しか買わないタイプ
②衝動的に買い物をしてしまいやすいタイプ
の2つのカテゴリーに区分けしました。
驚いたことに、買い物しやすいタイプにおいてはあまり影響がなかったが、買い物しないタイプにおいては、香りの無かった時よりも14%も支出を増やすという結果になりました。
結果は劇的ではありませんでしたが、マーケティング担当者はこれを肯定的な傾向としてとらえています。(ジャーナルオブサービスリサーチ誌 Vol.8より)

― 日本では香りの影響を研究対象として、アルツハイマー病患者に使用されています。
(2006年ティートゥリーオイル&テルペノイドによるアセチルコリンエステラーゼ研究)

― 職場での休憩中、ラベンダーの香りを拡散することにより作業能率の劣化を防げるということが判明しています。
(2006年 坂本研究班 http://chemse.oxfordjournals.orgより)

― オーストラリアの大学では、アルツハイマー病、ハンチントン病、パーキンソン病、
統合失調症と強迫性障害を含むいくつかの脳疾患の診断を支援するために
香りを使用しています。
(2006年 メルボルン大学 http://www.unimelb.edu.au/より)

― 米国のカジノで行われた実験では、快適な香りテスト領域でギャンブルの収入が48%の増加を示しました。 空気中の顕著な香りが、判断力に影響を与えたり強迫ギャンブルを引き起こしたりすることなく、常連客の気分や意思を高めるために作用すると結論付けました。
(1995年 サイコロジー&マーケティング誌より)
― 1989年試験的導入において、顧客は香りが導入された宝飾品カウンターで商品を眺める時間が長くなった。 (1989年 USAジャーナルオブマーケティング誌より)